6/12(日)「KUMAMOTO NEW SOCIETY WORKSHOP」イベントを執り行いました。

2022.6/12 Sun

6/12(日)「KUMAMOTO NEW SOCIETY WORKSHOP」イベントを執り行いました。

 

本イベントは、くまもと起業家ねっとが「令和3年度(2021年度)地域づくり夢チャレンジ推進補助金」の交付決定を熊本県より受け、昨年8月より開始した「KUMAMOTO NEW SOCIETY -熊本新社会-」というプロジェクトの次のステップの活動となり、これまでは「熊本について考える」をテーマにセミナーを行い、今回からは実際に動き始めるというプロジェクト「KUMAMOTO NEW SOCIETY WORKSHOP」となります。

 

今回で一区切りとなった同イベントですが、長時間のなか最後まで皆さんでプロジェクトを作り上げていただき、ありがとうございました!

 

6/12(日)「KUMAMOTO NEW SOCIETY WORKSHOP」イベント

開催場所は前回に引き続き未来会議室で行われました。

まずは、くまもと起業家ねっと代表を務める河野からこれまでの振り返りや本日の流れについての説明があり、最終発表までの資料作りに各チーム取り掛かります。

 

ワークショップ①

これまでもワークショップ外で各チームが時間を合わせてミーティングを行ってはいましたが、最終発表へ向けてこれまで作成した資料を冒頭から見直したり、足りない部分を補足したりとラストスパートをかけられているご様子でした。

最後の最後まで参加者の方々も真剣な顔つきで話し合いを重ね、あっという間に1時間が経過したように思えます。

そしていよいよ最終発表へと移ります。

 

ワークショップ 最終発表②

まずは「農業を活性化させるプロジェクトチーム」からの発表です。

プロジェクト名は「frill frill(フリル フリル)」。

ビジョンとして”新しい農業ブランディングを体現”を掲げ、6次産業化や生産して物を作って販売することで、どんな時代の変化にも柔軟に対応できる農業を目指していきたいとのことでした。

 

コンセプトは「日常に彩を」とし、コロナ禍で家にいる時間が増え、心が荒むようなことが多くなった日常生活の中で花(リシアンサス)を飾ったり、プレゼントして少しでも明るい生活になって欲しいという想いも込められています。

 

発表者の松本さんの販売経験からターゲットを10代~20代女性のSNSを重視した世代と30代女性以上の花好きの女性に絞って、手頃に購入しやすい価格帯のリシアンサスの一輪挿からプレゼントに喜ばれるリシアンサスのフラワーボックスなど商品を考えられていました。

販売ツールとしてオンライン主体で、文字で説明するのではなく、写真や動画をメインに”視覚的”にアピールしていくそうで、オフラインではマルシェに出店したり、個人で繋いだりということでした。

 

その他にも市場規模や類似他社、競合他社や市場環境などもしっかりと調べ上げ、独自の売りとして熊本の色やくまモンかカラーなど色の種類を豊富に揃えて、最終的にはデータを取りつつ、5年後を見越して規模拡大ができるような事業になるようにと計画されていました。

また、販売するにあたって箱やブリザードフラワーへの加工代の経費もできるだけ安くできるよう調査し、収支面でも長い目でしっかりと練られていたように感じました。

 

質疑応答では、「販売する花のストーリー性を付け加えたり、もっと掘り下げた方が良いのでは?」や「値段面の相場はいくら?」など質問だけではなく、たくさんの感想も寄せられていました。

 

続いて、里親支援を含む「場作り・コミュニティ作りプロジェクトチーム」の発表です。

プロジェクト名は「フォスターファミリーサポーター制度」。
(※フォスターファミリーサポーターとは里親家庭を近隣住民がサポートすること。)

発表者の中村さんがこの制度を思い付いたきっかけは、スーパーに張り出されていた「認知症サポーター」のチラシを見て、里親支援にと全く同じだと感じたからだそうで、実際に里親をされている中村さんご夫婦ではなく、里親について知らない人たち、多くの人に知ってもらうのが目的だとも話され、目標は「里親家庭が当たり前の社会」になることだともいわれていました。

 

里親の問題提起として、現在日本に親と暮らせない子供たちが約45,000人いて、熊本県にも741人、理由は様々ですが、その子供たちの9割以上には実親がいて、さらにその子供たちの9割が児童養護施設で暮らしている現状だそうです。

また、育てられない親の代わりに一時的に家庭内で子どもを預かって養育する里親制度と法的な親子関係になる養子縁組の違いなどもポイントとして挙げられていました。

 

里親委託率として先進国の中でも1位のオーストラリアが90%なのに対し、日本はわずか12%で、さらに驚いたのが、平成30年度調査の資料によると熊本市の里親委託率は12.7%(全国平均18.3%)で全国最下位を記録しています。(親と暮らせない子どもたちは約741人里親家庭で暮らしている子ども約94人)

そもそも日本全体的に見て、里親に関する認知度が低いことや情熱を持って里親になられた家庭でもその後の辛さや大変さがあるので「フォスターファミリーサポーター制度」が必要になってくると力説されていました。

 

サポーターの制度も

・現状を知り出来ることを考える”ともに学ぶサポーター”
・イベント参加や子どもと関わる”ともにかかわるサポーター”
・今は仕事や子育てで時間がない方にもできることがある”ともに想うサポーター”

の三段階に分け、寄付も個人や団体、SDGsを掲げる企業などに募り、民間や社会を巻き込んだ活動を目指していくそうで、周知にはテレビやラジオのメディアの活用やSNSでの定期更新、クラウドファンディングで資金調達だけではなく、知ってもらうことも視野に入れており、実際に里親をされている中村ご夫妻の講演会・相談会やイベント開催でも周知を図るとのことでした。

 

6月中には実行委員会を発足して、年内にクラウドファンディングやイベント、助成金活用の準備を進め、来年の4月から本格的に始動を計画されています。

 

質疑応答では、「里親に関しては世界の方が関心が高いので世界のクラファンなら資金が集まりやすいのでは?」や中には厳しい意見・指摘が入ったりと真剣に向き合っているからこその質疑応答の時間になったのではないかと思います。

 

最後に集合写真

キックオフイベントを含め、計4回のKUMAMOTO NEW SOCIETY WORKSHOPでしたが、毎回長時間のイベントにも関わらず、ご参加いただきありがとうございました!

皆さんのご協力があったからこそ、今回この2つのプロジェクトが出来上がったことだと思います。

 

普段の生活の合間を縫っての活動だったので、思い通りにならなかったこともあるかとは思いますが、これからが本当のスタートなのでさらにスケールアップしたプロジェクトを楽しみにしております!

また、今回参加された方たち同士でご自身のビジネスにも繋げていただければ幸いです。本当にありがとうございました!