5/15(日)「KUMAMOTO NEW SOCIETY WORKSHOP」イベントを執り行いました。

2022.5/15 Sun

5/15(日)「KUMAMOTO NEW SOCIETY WORKSHOP」イベントを執り行いました。

 

本イベントは、くまもと起業家ねっとが「令和3年度(2021年度)地域づくり夢チャレンジ推進補助金」の交付決定を熊本県より受け、昨年8月より開始した「KUMAMOTO NEW SOCIETY -熊本新社会-」というプロジェクトの次のステップの活動となり、これまでは「熊本について考える」をテーマにセミナーを行い、今回からは実際に動き始めるというプロジェクト「KUMAMOTO NEW SOCIETY WORKSHOP」となります。

 

前回に引き続きご参加いただいた皆様、いつもより長時間ではありましたが、時間が足りないくらい真剣に話し合いを重ねていただき誠にありがとうございました。

 

5/15(日)「KUMAMOTO NEW SOCIETY WORKSHOP」イベント

開催場所はKUMAMOTO NEW SOCIETYで初めての未来会議室。

まずは、くまもと起業家ねっと代表を務める河野から前回の簡単なおさらいや宿題となったいたリーンキャンバスの仮仕上げについてを簡単に説明、そして本日の流れなどを参加者に共有したあと、最初の45分間でリーンキャンバスの総仕上げへと各チーム取り掛かります。

 

ワークショップ①

皆さんが個人で作り上げたリーンキャンバスの内容をチームごとに照らし合わて、そこから見えてくる課題や問題点、どのようにして収益性を出すかなどが真剣に話し合われました。

WORKSHOP開催までの1か月間の中で各チームごとにミーティングを行っていたこともあり、話し合いの内容もそれぞれ方向性が見えていたのでスムーズに進んでいたかのように思えました。

 

里親支援チームは収益性を念頭に置かず、里親や里親家庭をサポートするフォスターファミリーサポーター制度をどのように周知させるかという問題点を解決するためにイベントを開催し、物販で子どもたちがデザインしたTシャツやハンカチを取り入れたらどうか?など「子どもたちの未来を作る」というところに焦点を当てられていました。

一方、農業を活性化させるチームでは、いろんな意見からより良いサービスを提供できるように話し合いの中でそれぞれが納得した案をリーンキャンバスに落とし込んで完成へと向かっていました。

 

当初予定していた45分という時間は少しオーバーしてしまいましたが、各チームの発表に移ります。

最初は「農業を活性化させるプロジェクトチーム」から。

販売する商品を”リシアンサス”という花に絞り、栽培する地域を合志市に定め、市場などに卸さずに仲介を通さず、できるだけ安い単価で直接購入者へ届けながら、消費者へ「こういうこともできますよ!」と提案しながら紹介を広げていくとのことでした。

販売価格としては1本から注文を受けるのではなく、パッケージ売りを考え、ロスが出ないようにドライフラワーやブリザーブドフラワーへと手を加えてSDGsも意識。そこから広告として民放テレビの取材を受けながら周知させていく予定だそうです。

その他にもECサイトを活用したり、プロジェクト内のメンバーの周知活動などたくさんの案が発表されていました。

 

質疑応答では「JAや市場を通さずに販売することは問題ないのか?」など素朴な質問から踏み入った質問までたくさんあり、里親チームも興味深々のご様子でした!

 

続いて、里親支援を含む「場作り・コミュニティ作り」プロジェクトチームの発表です。

問題点として県内で教養が必要とされる子供が現在700名いるそうで、里親の負担を少しでも減らせるように”フォスターファミリーサポーター”を制度化し、誰もが参加しやすいようにするとのことでした。

 

そのためには組織化し、イベントやSNSでの周知に力を入れていかなければならない。イベントを行う上で、必要となる経費をクラウドファンディングや県・市からの補助金や助成金を活用することも大切だと話されていました。

また、イベントと並行してラジオなどでも周知活動を広げ、サポーター用のグッズ(バッジやポスター)も用意し、活動を通すなかで世の中に必要とされる団体になるのが目標だそうです。

すでにメンバーの方がフォスターファミリーサポーターの情報が記載されている三つ折りのパンフレットを仮で作ったりと進捗状況も進んでいるように感じました。

 

質疑応答では「現時点で日本中にこのような活動はあるのか?」などの質問が寄せられていました。

 

ワークショップ②

ここで一旦休憩を挟み、前半の内容の整理・設計へのワークショップに移ります。半分はリーンキャンバスと同じような内容ではありましたが、その内容をより簡潔にして仮の創業計画書を作るという時間です。

簡単に発表内容だけをご紹介していきます!

 

まずは里親支援チーム

サービスの名称を「フォスターファミリーサポーター制度」と決め、”すべての子どもに明るい未来を~知ることから始める支援の輪~”というキャッチコピーを掲げて、協力してもらうサポーターにもできる範囲の支援を行ってもらうために選べるサポーター制度などを取り入れ、よりしっかりとしたプロジェクトになっているという印象を受けました。

 

次に農業活性化チーム

名称などはまだ決めていないとのことでしたが、高級感のあるロゴにしたい!と発表され、花には「人の生活に豊かさを与える」という理念をモットーに消費者が購入して喜ぶ物や贈り物として喜ばれる物を提供したいとのことでした。

市場やJAを通さずに卸すことで顔の見える生産者から直接買える安心感やこれまでの販売傾向から30代女性の購入者が多いので、そこにアプローチしたいとターゲットもしっかりと絞られていました。

 

まとめ

前回に引き続き、ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました!

残すところあと1回となってしまいましたが、今回のワークショップでプロジェクトの内容もかなり定まってきたので、より現実性が見えてきたのではないでしょうか。

 

次回のワークショップまで1か月と間は空きますが、各チームでミーティングを行ったり、意見交換をしたり、プロジェクトのさらなる飛躍を期待しております!

また、今回参加できなかった方でも次回の参加からご自身に合ったチームへと入ることができますので、興味がある方やみんなと一緒にプロジェクトに取り組んでいきたいという方の参加をお待ちしております!

 

今後のKUMAMOTO NEW SOCIETY WORKSHOP開催予定

 

4/17(日) 第1回ワークショップ
5/15(日) 第2回ワークショップ
6/12(日) 第3回ワークショップ
(詳細案内はこちらから)

を予定しておりますので、よろしければぜひご参加ください!