3/15 [広島起業・経営セミナー] レポート

合人社ウェンディひと・まちプラザ研修室

2023年3月15日 (水)

ナオライ株式会社 代表取締役 三宅絋一郎氏に登壇いただき、

「日本酒の歴史を変える浄酎の誕生と世界展開 」
〜地域企業が世界に羽ばたくイノベーションを起こすには〜

をテーマにお話しいただきました。

三宅氏の「日本酒をなんとかしたい!」「地域を活性化したい!」という思いからうまれた、日本酒を39度以下の低温蒸留でウイスキーのような風味を持つ、焼酎でも、日本酒でも、ウイスキーでもないナオライオリジナルのお酒である「浄酎」への思いのお話しからセミナー第1部が始まりました。

地域でしか作れないものを都会で販売し、儲けを地域に還元する仕組みづくり、酒蔵の多様性を残したいという思いから「その産業の中で、どこをつけば自分たちにしかできないこと、という楔を打つことで産業が変わるのか」

という三宅氏のお話にどんどん参加者の目の輝きも変わっていきました。

なんとかしたい!という感情から、瀬戸内の小さな島・三角島に会社を構えての新たなお酒造り、原料のレモンの生産を開始し、神石高原町に酒蔵を作るという、実際に手を動かしていくうちに、産業や社会の問題や課題に直面し、三方よし(売り手よし・買い手よし・世間よし)を包摂する「自然よし」・「未来よし」という考え方に至ったという三宅氏の起業から、農業への取り組み、投資や資金調達のプロセス、今後の展望を聞く1時間となりました。

1部の最後に、

「日々学びながらナオライを育てていきたい。この人生は何を問われているのか?ということを常に考え、その先に起業や創業があって欲しい」

という言葉で締めくくられました。

第2部は、質疑応答の時間となりました。三宅氏への質問や感想が止まらず、参加者のみならず事務局メンバーも感想や質問をさせていただきました。

「どういう方をペルソナにしているのでしょうか?」

「今も明確に誰?ということになやんでいます。自分かもしれないと今は感じています」

と答えてくださいました。

参加者の皆様が夢をもち、自分にしかできない起業について考える、とても有意義なセミナーでした。