第63回くまもとこうし起業家ねっと「起業家セミナー」を執り行いました。

2021.7.26 Mon

第63回くまもとこうし起業家ねっと「起業家セミナー」を執り行いました。

参加者の皆様には、新型コロナウイルス感染予防対策として検温・アルコール消毒にご協力いただきありがとうございました。

東京オリンピックも開催され、メダル獲得で盛り上がりを見せているなか、約3ヵ月振りとなる合志開催の起業家セミナーとなり、今回は「合志市クリエイター塾」担当の境真奈美氏を迎え、卒業生4名の方にもパネルディスカッションのパネラーとしてご登壇いただきました!

場所はお馴染みのルーロ合志。

まずは、起業家ねっと代表を務める河野の挨拶後、これまでの起業家ねっとの取り組みをムービーでご紹介。

ありがたいことに参加者の皆様からムービーへの拍手をいただきました。

続いて、本日の講師を務める境氏がご登壇。

『合志市クリエイター塾が考えるまち・ひとづくり』~情報やコンテンツの構築・発信できる市民クリエイターを育てる~というテーマでお話いただきました。

合志市クリエイター塾は今年で7年目、境氏が担当になってから4年目の活動になるそうです。

この活動が立ち上がったきっかけは、農家のおいしいものや素敵な場所がありふれているのに発信がうまくできず、伝わりきれていないという点が問題となり、この活動を始めるにあたり「ALWAYS 三丁目の夕日’64」や「踊る大捜査線」で知られる東京の映像会社「株式会社ロボット」の方々に相談したところ、監督や脚本家、プロデューサーが実際に来て塾を進めてくれることに。

最終的な目標としては、”元気になって創業・起業していただく”という想いが込められています。

実際にやっていることとしては、技術的なものばかりではなく、物の考え方や企画力、演出に1番大事なものなどの「根底」にあるものを習うことができます。

2年ほど前から塾の在り方が変化しているらしく、グループワークやオンラインを取り入れ、それぞれが得意とするもの・やりたいことを活かした内容、プロのカメラマンや監督を招いて実際の撮影現場を見学するなどが行われているそうです。

また、チームを作り、出された課題を株式会社ロボットの方々から厳しいレビューもいただけるみたいなので、とても良い経験になるとおっしゃられていました。

近年では、コロナでいろいろと悩ましいことがある傍ら、時間の活用が増えたことで、昨年は通常参加できない方々も多く参加され51名集まり、遠い所だと東京からのご参加もあったそうです。

また今年は、青森県や石川県の自治体などもこの活動に賛同して各自治体で募集をかけてチームを作り、共同で開催し課題をこなしていくなど、段々活動の輪が全国に広がっています!

次に自慢話と題して、合志市クリエイター塾の数々の良いところを話されました。

その中でも「13歳から68歳までが同じところ、同じチームで意見交換しながらお互いに成長を重ね学んでいく、前向きにチャレンジする姿で周りの意識も変えている。そんな人たちを後押しできたら」とおっしゃられていたのがとても印象に残っています。

最後に境氏から「気になることがあれば、合志市総合センター”ヴィーブル”におりますので、お気軽にお声かけください」とのメッセージもいただきました!

続いて合志市クリエイター塾卒業生4名によるパネルディスカッションが行われました。

まずは、皆さんの自己紹介から。

1人目は会社経営をされている吉村晃さん。

料理が好きで、特技はソフトテニスとどこでも寝れること。

イベントの企画・運営、動画制作、広告、ECサイトなどをされています。

2人目は団体職員の森田亜由美さん。

卒業後も塾生の方々と写真部やクリエイターで町おこしなどの活動をされています。

また、卒業後に似顔絵やイラスト、デザインなども始められました。

3人目は主婦をされながらNPO理事長の永目佐智子さん。

2人のお子さんを育てながら、NPO理事長とパートの2足のわらじで活動中。

クリエイター塾の記録映像や説明会を撮ったりされています。

4人目は息子さんと創業された加藤義和さん。

現在は、本日の会場でもあるルーロ合志の2階に事務所を構え、動画制作をされています。

お年寄りの「知らない人の知らない人生」というライフムービーをご紹介されました。

いよいよパネルディスカッションに移ります。

”塾に入ったきっかけ、塾で学んだ内容でためになったこと”という質問からスタート。

「なにかしら得られるものがある、映像ができない!から辞めるのではなく、できる人と出会えた」と吉村さん。

続いて森田さんは、「広報に役立てたいと思っていたが動画は奥が深く、大変。みんなでチームを組んでやるので、いろんな能力を持ったクリエイターと出会えたこと」と回答。

次に永目さんは「映画を作ってみたいと思ったが熊本になかった。自分で作れる方法を考えたらクリエイター塾を見つけた。映像は言葉で表せないので難しいと感じたが、カメラ担当、音楽担当との出会いがあった」そうです。

最後に加藤さんは「老人ホームで働いていてお年寄りの映像を残したいと考えたところ義理の母から教えてもらった。プロの現場を見たり、制作がどういう風に映画を作っているのかを聞けた」とのこと。

この他にも、映像の収益や大切にしていること、今後の展望など数多くの質問が寄せられ、最後には大きな拍手が巻き起こりました!

セミナー終了後のお知らせでは、合志市役所の猪本氏から創業・事業支援の詳しい説明がありました。

個別相談会なども定期的に行われていますので、合志市にお住まいで起業をお考えの方は、ぜひご活用ください。

詳しくは、商工振興課までお尋ねいただけると良いかと思います!

次に、スタートアップウィークエンドから松本さん。

3日間で起業体験ができるプログラムで、起業前の方から起業された方までいろいろな人が勉強できる内容になっています。

余談ではありますが、河野も審査員として関わらせていただいておりますので、もしよろしければご参加ください!

 

最後に集合写真。

今年3度目となるこうし起業家ねっとでしたが、普段のセミナーとは一味違ったパネルディスカッションを取り入れたことで、より詳しい内容が聞けたのではないかと思います。理解が深まったことで皆さんにもより有意義な時間になっておりましたら幸いです!

今後も機会がありましたら、このようなパネルディスカッションを取り入れ、セミナーの内容やメリットが伝わりやすいように進行していけたらと感じます。

今後のくまもと起業家ねっとの活動といたしましては

を予定しておりますので気になる項目がございましたら、お気軽にお尋ねください!