「第43回くまもと起業家ねっと再開２周年記念イベント＆セミナー」を執り行いました。

2019.08.24(sat)-24(sun)

第43回くまもと起業家ねっと再開２周年記念イベント＆セミナーを執り行いました。

この８月で「くまもと起業家ねっと」は、ありがたいことに再開して２周年を迎え、今回はこれまでの感謝を形にして、再開２周年記念として、以下の２本立てでスペシャルな企画して実施しました！！

■8月24日(土)　18:30〜＠未来会議室　

　「記念イベント&交流会：Fuck Up Kumamoto Meeting」

　【イベント：1,000円、交流会4,000円】【定員40名】

■8月25日(日)　13:30〜＠熊本商工会議所

　「記念セミナー：Suguru氏特別講演」

　【参加無料】【定員40名】

どちらも、多くの皆様にご参加いただき、またとても熱い志や想いを持ってご参加いただきありがとうございました。中には貴重な土日にも関わらず、連日ご参加いただいた方、土曜日のイベントが良かったので急遽日曜日も参加した方などもいらっしゃって嬉しい限りでした♪

まず、８月２４日の記念イベント&交流会について。

こちらは初の試みで「Fuck Up Kumamoto Meeting」と題した、交流会&研修会のようなイベントを行いました。

内容としましては、失敗談（Fuck Up Story）を話していただくスピーカーの方に順番に登壇いただだき、そのエピソードを披露、共有。それらに対して参加者と司会、そしてスペシャルゲストファシリテーターとして入っていただいたSuguru氏とが、意見や質問を出し合い、議論を深めて次の明るいステップへと皆んなで導いて行こうという趣旨のイベントです。

そして、今回は６名の方にご登壇いただきました。

一人目は、グラフィックデザイナーの江崎美名子さん。ご自身が以前勤めていた会社でのエピソード。どんどん安売りで仕事を取り続けてしまい、それに応じて質なども悪くなり、悪い循環にハマってどんどん自分たちの首が締まっていってしまったというエピソードでした。クリエイティブ関係の人には特に、他の業種でも同じようなことをなんとなく経験したことも多いのではないかという、大変共感を得やすいお話でした。

二人目は、なんと現役大学生の嘉藤大吾さん。ご自身のバイトや学校での勉強での失敗談。どうしても周りと比べてしまい普通のことが上手くできないと落ち込んでいた時期もあったそうですが、逆にそれも自分の特徴だと捉え、逆に自分にしかできないことや得意なこともたくさんあるという捉え方に、ある時から考え方を変えていったそうです。そうすることで周囲とも上手くやっていき、自分にも自身がついて前向きに活動していくことができたというエピソードでした。

三人目は、あん摩マッサージ指圧師の畠田大地さん。以前の医療介護の会社で管理職として勤めていた時のエピソード。部下を自分の物差しや、周囲との基準で評価してしまい、適正に指導をしていたつもりが、その当人が少し思い詰めるような自体になってしまったそうです。今考えると、個人を尊重した指導や、もっと出来ていることを評価しながら上手く指導していくようなやり方も出来たのかな、というこちらもとても会社組織で働く人にとっては日常的に起こりうる話で、とても興味深いお話でした。

四人目は、薬局長の松井将太さん。前職のヘルスケアのITベンチャー企業でモール型ECサイトの立ち上げから運営を任されていた時の話。最初は、会社としての予算もほぼない中、右も左もわからない中で、自分で調べたり書籍を購入して勉強しながら準備をたった一人で進めていったそうです。なんとか立ち上げたものの、当然最初は全く商品も売れず、その後試行錯誤しながら改善していきようやく売れ出したら、今度はそれに応対する環境や・システム、そして人材がいないということで四苦八苦したという失敗談でした。

五人目は、生命保険営業の上村祐太朗さん。保険業に転身した当社は、きちんと目標を持って精力的に活動し、その結果、新人としての目標は達成出来たそうですが、その後の目標を立てなかったことでモチベーションが維持出来ず、半年間ほど低迷して悩んだ時期があったという話でした。今では、その経験をしてよかったと思っているそうで、今ではその失敗経験を生かして、中長期的な目標の設定に加えて、その過程や先も細かく根拠だてしながら設定をしているそうです。

六人目は、WEBライターの上野俊行さん。某モバイル代理店企業で、無料据え置き型のWi-Fi機器の設置普及の営業をしていた時のエピソード。無茶なノルマだけに着目して固執してしまい、それを達成する為に結果ずさんな営業やコミュニケーションとなってしまい、社内・社外での摩擦や衝突、設置後のアフターフォローなどにとても大変な思いをしたという話で、現在ニュースにもなっているような話題を彷彿とさせるようなエピソードでした。

これらのエピソードの披露の後に、視聴者や司会、ゲストファシリテーターのSuguru氏から、さらに突っ込んだ意見や質問、鋭い指摘なども飛び出し、それぞれのエピソードについて、とても深い議論が交わされました。中でもSuguru氏からは、さらに深いヒアリングの後に自身の経験を踏まえたアドバイスや激励などを各スピーカーに行っていただき、とても有意義なものとなりました。

六人のスピーカーをはじめ、視聴者、そして司会やSuguru氏にとっても、大変学びの深い、貴重な機会となりました。

自分の失敗談を、惜しげもなく発表していただいたスピーカーに皆さんには、賞賛の拍手と、参加記念バッジが贈られました。

（※小さい方のバッジは視聴者にも全員配り、本イベント中は全員でバッジを着用。一体感を出して、スピーカーを、本会を盛り上げていただきました。）

そして、盛会のうちにイベント終了。

その後、懇親会会場に移り、飲食しながら皆さんさらに会話を弾ませていました。

そして翌日、８月２５日の記念セミナー「Suguru氏特別講演」について。

本セミナーは、今回の講師のSuguru氏がゆかりの深い熊本商工会議所の会議室で行い、こちらもありがたい事に多くの皆さんにご参加いただきました。

冒頭、このくまもと起業家ねっとの趣旨説明などを行い、その後講演会へ。

Suguru氏にまずは自己紹介をしていただき、同氏の発案でその場で急遽参加者の皆さんにも自己紹介をしていただきました。

その後、Suguru氏のこれまでの紆余曲折の経験を、参加者にもわかりやすくその都度考えていた事や思った事、行動した内容などを丁寧に説明しながら、講演は進んでいきました。大変な逆境だった環境・人生から、今の自分に至るまでのエピソード。熊本を離れ渡米してからの話、その後出会った人物やネットワーク、それらを自分がどのように結んで活動してきたのか、そして現在の多岐にわたる仕事や活動の詳細、さらに地元熊本への貢献の熱い想いなど、大変充実した話をしていただきました。